「ねえ、友利亜ぁー…?
どこ行くのぉ〜…?」
ズシズシと前を早足で歩いて行く友利亜に、あたしは恐る恐る声をかける。
…と、ゴジラのような足並は止まった。
「栞、」
急に呼ばれ、体がビクッとなる。
「…は、はい…。な、なんでござりましょう…?」
噛みまくりながら返事をした。
「お兄様の、大学知ってる?」
へ……?
凌兄の大学…?
わけがわからなくて気が抜けた。
「…し、知ってるけど……」
「じゃあ今から行くわよ。」
へっ!?
そういってまたズシズシと歩き出す。
「ちょ、ちょ!待ってよ…友利亜…っ!」
「栞っ!!あたし行き方わかんないんだから案内しなさいよっ!」
後ろを向いたと思ったら、またすぐに前へ戻りゴジラ行進をする。

