「………栞、」
いつもよりワントーン低い声。
その声で友利亜があたしを呼んだ。
「ん……?」
「帰り。あたしに付き合いなさい」
えっ…と言いかけたあたしに、「なんか文句ある?」と言ってギロリと睨まれた。
「…ありません……(汗)」
怯えたあたしはそう口にした。
その瞬間、ぐしっ!と音がして。
アルミ素材の袋が変な球形になっていた。
それはポテチの袋で…
あーあーあ。
どうやらポテチは全部なくなってしまったようで。
その球形はあたしの真横を通って、ゴミ箱に異様な音を放ちながら収まった。
グッバイ、ポテチ…。
1枚だけでも食べたかったな…。
そうしてあたしポテチの末路を見送りながら、
刻々と迫ってくる放課後というものに、
友利亜の殺気を感じながら人知れず怯えていた…。

