★MyHomeの秘密★♪




「それ、こっちのセリフだって…。なんでいつも…凌兄なんだよ。凌兄じゃなきゃ駄目なのかよ?」


顔をあげられなかった。
あたしは、黙っていた。



「わからない…」

やっとの思いでその言葉を口にした。


そんなのあたしが教えてほしい。
傷付いても、変わらないこの気持ちは一体どうしてなのか。






「………付き合って欲しい」


「へ…?」

今、予想外のことを言われた気がする…。
あたしの間違いだろうか?


勇紀は聞き返すと、照れるみたいに少し赤くなった。


「だぁかぁらぁ!
母さんが言ってる結婚とか関係ない。そんなこと考えなくていいから…俺と付き合って欲しいんだって……」



……はっ!?

驚いて目を大きく見開いた。