★MyHomeの秘密★♪




一縷の望みを冬兎に託して、あたしはジッと全身全霊で冬兎を見つめた…。



お願いっ!
だって、おかしいよ!!
兄弟で結婚するなんてっ!

それに3人の中からなんて…選べるわけないじゃないっ!!


……でも待って。
冬兎に『僕、栞のこと嫌い』、なんて言われたらあたし、立ち直れないっ!!!
いやよー!!冬兎ー!!お姉ちゃんを捨てないでぇ〜っ!!!泣


うーん、うーんと…頭の中で葛藤を繰り返し続ける。


「別にいいよ。僕、栞のこと嫌いじゃないから」


あたしが葛藤中に気付いたら、冬兎がそう言っていた。



はあ…良かった〜あ★!

一安心一安心っと、ホッとしていた。


って!!そんな場合じゃなぁーいっっ!!!