「遊ー園地っ!」
そんな言葉が凌兄の口から出たとき、空耳かと思った。
口をパカッと開けて、固まっていた。
「ゆ、遊園地…?」
聞き間違い…または言い間違いではないかと、聞き返してみる。
凌兄は視線を逸らして顔を違う方へ向けてしまった。
「行きたくねーのかよ…?」
困惑しているところに、帰ってきた返事。
ますますあたしの中で混乱を呼ぶ。
「…えっと、その……」
困ってしどろもどろになってしまう。落ち着かない。
すると凌兄は、
「ならいい」
とテーブルの椅子から立ち上がった。
へ!?
その光景を一瞬見て、気付いたらあたしは立ち上がっていた。

