思い出に浸りながら、小さい頃に行った遊園地を思い出していた。
「―――――…か?」
凌兄の声で我に帰ってきたものの、最後の所しか聞き取れなかった。
「……?」
と訴えるように凌兄の目を見る。
凌兄は眉間に皺を寄せて、不機嫌そうにする。
そんな顔でもかっこよく見えてしまった。
…目の錯覚!
あたしが心の中でそんなことを唱えている間も、凌兄は押し黙っていた。
「?」
さすがに不思議に思えてくる。
あたしは頭を傾げて、キョトンとした顔で凌兄を見ていた。
「……行くか?つってんだよ…」
――行く?
「どこに?」
そういうと、
更に表情を歪ませて、怒ってるようにも見える。

