しかし一体何をこんなに
あたしは悩んでいるのか、
自分でもよく分かっていない。
それを相談なんて無茶な話…。
少し色褪せた辞書が机の上に置いてある。
その中に挟んである、写真を恐る恐る手に取る。
いつ返そうか悩んで…
まだ返せていない。
気付かれていないだろうか。
いつもびくびくしてはいるものの、辞書ごと返せばいいのに、返せない。
憂鬱さが増す――
胸の奥がじりじりと痛くなってくる。
一瞬呼吸を忘れてしまう。
ふっ、と……冷えていく。
いろんな事を詮索してしまう自分がいて、その度どっと体中が疲れる気がした。
…………気付いたら、
いつの間にか寝ていた。

