★MyHomeの秘密★♪




「ダァーッ!!」


思わず髪の毛を掻きむしる。

そしてぐしゃぐしゃになった頭に後悔しながら、
髪の毛を手ぐしで直していた。


「それ、今流行りなの?」


あたしの頭を指さし、
絶対そう思ってはいないくせに、いけしゃあしゃあと聞いてきた友利亜に口を尖んがらせる。


「そんなわけないじゃん!…もぉ、分かってるくせにー!」


悪戯に微笑む友利亜に、がくっとうなだれる。



「どーしたよ?栞さん。最近本当にぐったりしてるじゃない」


んー、と適当に返事を返して更に腕の中へと頭を俯せる。



はあ…ため息がこのところ、
絶えない。気付いたらついていた。
もちろん意識なんてない。


雛に心配をかけて悪いなあと思う。冬兎も、相談乗るよ?と言ってくれている。