★MyHomeの秘密★♪




「…なんだそれ。そんな奴から貰ってくんなよ!」


あうっ。

すいません…


断ったんだけど、断り切れなかったというか無理矢理押し付けられて。


でも、返すって手もあったはずだ。



「…凌兄ごめ…っ」

「いい。返事はわかってんだろ?」



“無理だって伝えとけ”

そういうと、中身も読まずにその手紙をゴミ箱へ投げた。


それを見ていたら、
あの子の必死な顔を思い出して胸が痛んだ。
だけど、ホッとしている性格の悪いあたしがいる。



凌兄はそのまま机に座って勉強を始めてしまった。


あたしはもう用無しなわけで、
さっさと立ち去るべきなのだが。


なんだか釈然としなくて、ぼーっと突っ立っていた。