よかった…凌兄いない!
まさにラッキーじゃないか!!!!!
そっと机の上に手紙を置いていこう。
それであたしは任務を果たしたことになるはずだ。
むかつくくらい綺麗な部屋を一回眺めてから、
抜き足…差し足…忍び足…
と呟きながら机まで向かう。
あたしが来たという証拠を残してはならん!
右手を伸ばせば机の上に届く。
手紙は左手に持っているので、
左手を机へと伸ばした。
「…何してんだよ?」
その声にビクッとなりながら、振り返った。
「ひぃぃっ!」
思わず叫んでしまった。
と同時に慌てて手紙を後ろへ隠した。
「勝手に人の部屋入って、化けモン扱いかよ?」
そう言いながら、凌兄は中へ入ってくる。

