開け、ゴマ!!
そういったら開いてくれるドアだったらいいのに。
自分で開けなきゃいけないなんて、辛すぎる…。
凌兄の部屋に来るのは滅多にないこと。
かばんから出して手紙だけを持ってきた。
無駄にドキドキと緊張する。
ま…まずはノックだ…っ!
コンコンッ
木製のドアなので、いい音が響く。
…応答ナシ。
何回か繰り返してみても同じだった。
本当にドアを自分で開けなきゃいけなくなった……。
はぁ……と深呼吸をして、落ち着かせる。
手紙…この手紙を渡すだけ。
いざ!オープンざドア!!
さっぱりした、
必要最低限のモノしか置いていない部屋が広がる。
女のあたしより
よっぽど綺麗にしてある。

