あたし、なんでこんな簡単なことに気付かなかったのよっ★!
ふふふー♪
早速行動開始よッ!!
「…わかったよ、お母さん」
『栞…ッ!!ホントにっ!?』
さっきまでえんえんハンカチで目を押さえ泣いて、お父さんに背中を摩られていたお母さんがコロッと笑顔になった。
やっぱり嘘泣きだったか…!
お母さんの定番だ。
「…うん。でもね?問題があるの……」
「なに★?言ってみなさい♪★」
お母さんはもう結婚が決まったかのように、ウキウキルンルンだ。
「あたしがよくても…3人があたしじゃ嫌だと思うのッ!!!」
そうよ!絶対無理なのよ!
「…それじゃあ、お互い窮屈なだけだし………それに結婚はッ!好きな人とじゃないと駄目だと思うのよっっ!!」
とても大いにそう思うの!!

