「…ぶぅ……だって気になるじゃあーん!! 雛のぉ、彼氏かもしれないしー」 単なる興味本位だけども。 そんな話は雛から聞いたことがないから。 まあ…変な奴だったら、許さないけどね。あたしが。 「はっ!?まぢっ!?」 「そうなの!今見たんだからっ」 驚いた顔をして、食いついてきた勇紀。 その瞬間、砂糖たくさんのあまーい紅茶が少し零れた。 窓に目を向けるともういない。 ハッ! こんなことしてる場合じゃないや!早く追わなくては!! 勝手に相手を見定めるのよ!