「少しは見習いなさい!」
無理ですッ!!
あたしには絶対無理ですッ!!
あたしが一人自分の中で格闘を始めて、
一応大人しくなったのを見計らい、お母さんが言った。
『栞、あんたはこの3人の中から1人を選ぶのよ。』
なんで…
黙っていたあたしが口を開く。
「……絶対?
1人選ばなくちゃいけないの…?」
『不倫は一切許さないわよ!』
ダァーッ!!
そういうことじゃなくてっっ!!!
「この3人の中から選ばなくちゃいけないのっっ!?ほかの人じゃ、駄目なの!?」
だってッ!
あたし達兄弟だよ!?
あの日からずっと兄弟として育って来たんだよっ!?

