さっきにも増してジロジロと視線が痛くなった。
…というか、さっき黄色い声をあげた奴らが、冬兎に熱ーい視線を送って来ている。
……とてつもなく怖いです。
「じゃ、じゃあ…なんで来たの?」
本当は勇紀に聞くべきだけど、埒があかないので冬兎に聞く。
やっぱり冬兎はモテるのね…。
改めて実感しました。
廊下からの視線も大漁です。
しかし、本人あまり自覚なさそうです!
「僕はとりあえず確認。やっぱり持ってきてたんだね」
僕は?確認?
「じゃあもう帰るね。迷惑そうだし。帰りまた来るから」
冬兎は颯爽と…はなんとなく違う。穏やかに…帰って行った。
来た時より呆気なく。
一体全体なんだったのだろう?
まだ勇紀はいるし。
迷惑そうなのはどっちかっていうと…というか明らかにこっち!
冬兎に連れて帰ってもらえば良かった……。

