★MyHomeの秘密★♪




ガッ!!お前か!!


がつがつ…いや、ガシガシ?どんどんとこっちへ歩いてくる、見慣れた人間を呆れながら溜め息をつく。



「あら、勇紀。このクラスに来るなんて珍しいわね」

近くに来ると友利亜も気付いて、勇紀に声をかけた。


「…ああ」

歯切れの悪い返事をしながら、目線をこっちにチラチラ向けてくる。


「なによ?」


「……お前、教科書。教科書、貸せよっ」


「どーせあんた寝てるでしょ」


勇紀が授業中、勉強なんてするわけない。根っからのサッカー馬鹿だから、朝練で疲れてずっと寝ているくせに。

教科書なんてわざわざ借りに来なくてもいいじゃん。



「…い、いいからっ!貸せよっ…!」


しつこいなあ…。

仕方なく机から出して、教科書を勇紀に貸す。