「…喧嘩じゃないのっ!ウチの家族がみんな薄情なのよ〜」
昨日のことを思い出しながら、口を尖んがらせる。
そんなあたしに友利亜は、
「そんなことないわよ」
手はそのままにして、顔だけをこっちに向けて言った。
だって…と言うように、頬っぺたを膨らます。
「あたしから見たら、過保護すぎると思うわよ?
なんだかんだで、お母様達は栞を心配してると思うし、兄弟達はいざって時、絶対助けてくれるじゃない。そんな人、なかなかいないのよ?羨ましいくらいよ」
友利亜は頬杖をつきながら、窓の外を眺めた。
確かに、そうかも…。
あたしは結構、守られて来たと思う。
来ないだの合コンだって、行ったぐらいで慌てるなんて大袈裟だけど。
それでも助けてくれて…。

