「何っ、ふざけたこと言ってんのよーーーーッ!!!」
ぜいぜい言いながら、お父さんに向かって力いっぱい叫んだ。
『ふざけてなどいないじゃないかッ!』
どこが!どう!
ふざけてないって言うのよ!!
「もう…栞。ちょっと落ち着きなさいよ。凌と冬兎を見なさい」
そうお母さんに言われて、前に座る凌兄と冬兎を見ると、なんの取り乱した様子もなく…この上なく落ち着き切っている。
勇紀は頭の容量を越えたんだろう、訳がわからないと?を出しまくっている。
な…、何故っ!?
どこをどうすればそうなれるのッ!!!
おかしい!おかしすぎるっ!!

