はあはあ…と肩を上下させ、興奮したあたしは馬鹿みたいだ。
自分でも分かっているけど…っ!
「栞、場所を言っちゃ家出になんないよ」
「そうだぞ。まったく馬鹿だな〜」
「そんなに力んで言うことでもねえだろ」
「いいわよ〜!いってらっしゃい♪あ、でも帰ってくる時は言うのよ〜!ご飯困るからっ」
「友利亜ちゃんかあ!最近会ってないけど、きっとべっぴんさんになったんだろうなあ〜」
「えぇ!しおちゃん、家出なんてやだよぉ…っ!」
『雛っ!!愛してるっっ!!』
そう叫んで、力いっぱい抱き着いた。
なんて薄情な奴らなんだ…。
冬兎はいいとして。
あんたら本当にあたしのこと、好きなわけっ!?
嘘でしょ?絶対嘘でしょ!?
少しは心配しろよクソヤロウ。

