醤油が零れそうな勢いで、更に手が震え出す。
凌兄はこっちをじっと見て。
こっちへと凌兄の手が伸びてくる…。
『あんたはお兄様のことが…』
違ぁぁぁぁあーーーーう!!
バンッ!!!
ちょうど机の真ん中に醤油を置いた。
「りょ、凌兄…じ、自分で取って…っ!!」
「は?」
思いきりうろたえるあたしを、訝しげに見つめてくる。
や、やめてえー!!
バンッ!!
今度は机に思いっきし手をついた。手の平がじんじんした。
みんながなんだ…というようにあたしに注目してくる。
「あ、ああたしっ!明日から友利亜ん家に家出するからっ!!」
あたしがそう叫ぶと、みんなが一瞬固まった。

