変えることの出来ない運命…絶望感を味わって、落ち込んでいた。
そんなあたしを凌兄が呼んだ。
「……なに?」
もう17歳にして疲れきったお婆さんのような顔をあげた。
「醤油。」
「…は…ぃ…」
消え入りそうな声で返事をして、すぐ近くの醤油へと手を伸ばす。
………ん?
凌兄…………?
あたしはそのワードに反応し、どんどん覚醒し始める。
さっきの友利亜の電話が少しずつ聞こえる…
いきなり醤油を掴んだ手がガタガタと震え出す。まるでそこだけ地震が起きているように。
いや…違う!
関係ない、関係ない…
それでも必死に抵抗し、なんとか凌兄の近くまで醤油を掴んだ手を伸ばそうとする。
その瞬間、不意に顔をあげると凌兄と目が合った。

