★MyHomeの秘密★♪




持っている箸とお椀が震え出す。



「む、娘をなんだと思ってるのよぉぉお!!」


机をバンッと叩いて、椅子から立ち上がる。





『決まってるじゃない。』


箸をパンッと置いて、冷静な声で言う。





『娘よ!』


お母さんは真剣な顔をして、娘であるあたしに言い放った。




・・・・・。
なんていう脱力感。
しゅるしゅると力が抜けていく。



あたしは…本当にお母さんから生まれてきたんだろうか?



「…お母さん。」


『なあに?』


「……なんでもない。」



どうせ聞いたって答えは分かっている。

ただ、あたしがショックを受けるだけだ…。





「栞」