★MyHomeの秘密★♪




「別に一回出れりゃあ十分だし!悔いはねえ!」


なんて馬鹿な奴だろう。
でもちょっとカッコイイと思った。



『でも、勇紀かっこよかったわよ〜!お母さん、感動しちゃったわ!若い頃のお父さんを思い出しちゃった♪』


うっきうきになっているお母さん。ハートが飛び回ってる…。

しかもお父さんは、『ははっ。そうかあ?』なんてデレデレ。



『ね!栞もそう思うわよね〜!』


あたしに同意を求めて来た。

まあ、お父さんの若い頃は置いとくとして…。



「うん。見直した。勇紀、あんたただの馬鹿じゃなかっ…」


『まあ、素敵!!三角関係ねっ!!』



そういって、お母さんは立ち上がった。目がキラキラしている。



「ぶはっ!」


あたしは飲んでいた味噌汁を噴き出した。