★MyHomeの秘密★♪




『雛、美味しいよっ♪』


お母さんなんかより、全然!


そういうと雛は嬉しそうに笑う。

その笑顔がまた可愛い。

あたしは箸をくわえながら見つめ、空いてる手で雛の頭をいい子いい子する。


と、食事を再開しようと横から前に向き直ると、ふと勇紀が視界に入った。

あ…そういえば。


『勇紀。あんた、足大丈夫なの?』

『あ?』


夢中でトンカツを食べていた勇紀がこっちを向く。



『あ〜、全然よゆー!』

『うそうそ。この先の試合、全部見学だってさっ』


勇紀が言った瞬間、冬兎が訂正した。


ああ…やっぱりね……。
ちょっぴりあたしのせいかな?


『ごめん。やっぱ止めとけば良かったね』


告白に驚いて、更にあの真剣な顔につい無理矢理止められなかった。