なんかもう、友利亜の妄想が弾けてだんだん疲れて来たので、電話を切った。
まったく…
友利亜はなんてことをいうんだっ。
あたしが凌兄を?
ないないっ、と手を横に振りお腹も減ったので下へ降りた。
『あら栞〜!先食べてるわよ〜ん!』
今日の夕飯は、勇紀の好きなトンカツ。試合に勝ったしね。
『はい、しおちゃんっ』
雛があたしの分を用意してくれる。
『雛ありがと〜♪いただきまーす!』
ん〜!美味しい!
雛は良い奥さんになれそうだねえ〜。
てか、雛を奥さんに貰う奴が羨ましすぎる!
あたし男になって、雛と結婚したいなあ♪
美味しくて、ぱくぱくと箸が進む。

