……なんだろう。
今一瞬、心が凍るように冷たくなったのは…
どっかおかしいのかな?
心臓に手を当ててみる。別に正常に動いてる。
でも何?このすっきりしない感じ。
「……友利亜ちゃん?」
凌兄のその声で、ハッとしたように顔をあげた。
「はい、お兄様っ」
「家、着いたよ」
そういわれて外を確認すると、いつの間にか友利亜の家の前だった。
全然気付かなかった…。
「あっ、ほんとだ。お兄様、送っていただいてありがとうございました!栞っ、明日ね♪」
手をヒラヒラと振って、何事もなかったように去っていく。
あたしはその姿をぼんやり見送っていた。

