「そう。普段はその正体を隠してるの!」
あたしが真剣にそう言ったら、「はあ?」と言う顔をして見られた。
「なんでよ?」
「大魔神だから!その正体は獲物や奴隷にしか見せないの。そして普段は某国の王子様をやってるのよ!」
はあ…と友利亜は溜め息をついて、呆れたと言う顔をして両手広げた。
「ほんとなんだからっ!それであたしは少し前まで、そいつに捕まってて奴隷の身になってたの!」
あーはいはい…と手をひらひら振られ、無視を決め込まれてしまった。
そう…少し前まで。
奴隷は大袈裟としても、あたしの扱いは鬼のようでした…。
そんな凌兄から…
告白されるなんて本当に思ってもみなかった。

