★MyHomeの秘密★♪




「凌兄…」


「あ?」


「…ありがとうっ!
ほんとに助かった……凌兄のおかげだよ…居てくれて良かった……」


なんだかスッゴク照れる!!
何故だっ!?
言い慣れてないからだっ!!


チラッと横を向くと、凌兄は顔をあたしとは反対側のそっぽを向いている。


なにそれ!!
なんかムカつくッ!!


素直に言わなきゃ良かった…。






「ほら。ついたぞ」


凌兄の声に促され、車から降りた。
時間は8:25。ギリギリ間に合う。


「じゃあな」

そう言って凌兄は車で走り去って、見えなくなった。