「だから、その…勇紀があたしのこと好きなんじゃないかって……」
なんで凌兄にこんなこと言ってるんだろう?
ほんとは言いたくなかったのに。
でもそうすると、凌兄が怒るような気がして……
キキィィィイッ!!
その音とともに、後ろから押されるように体が前に倒れた。でもシートベルトがあったので、助かった。
「ちょっ!凌兄どうした…」
な…なに?なに?
なんなの?
な、な、なんで…?
凌兄へと向いた瞬間、唇を塞がれた。
突然のことにあたしは目を見開き戸惑っていたが、我に帰り抵抗しようとしたが、強い力で手首を押さられた。
離されると、あたしは咳込んだ。もう少しで酸素不足になるとこだった。
「いきなり何っ!?」
あたしは怒りに任せて、凌兄を睨んだ。

