あたしが乗り込み、車を走らせた。
あたしはとりあえず大人しくしていた。
………ん?というかほとんどノリで来ちゃって良かったのか?あたし…。
さっきまで試合に行くの悩んでたじゃん…!
勇紀の言葉が、あたしが試合へと行くのを躊躇させる。
行ってしまったら、なんか駄目な気がする…。
あたしの勘違いかもしれないけど、勇紀があたしを好きだっていうのがどうも納得出来ない。
「…さっき言ってた悩みってさ、
さっきまで黙っていた凌兄があたしに話し掛けてきた。
なんだろう……?
あたしは考え込むのを一端やめ、耳を貸した。
「………………勇紀か?」
グイッと、心臓を掴まれた感覚がした。

