忘れないで…

僕は気が抜けて、小さい頃のように声をあげて泣いてしまった。



その日はそのまま寝てしまったみたいだ。



次の日、目を覚ますと和室の端っこにいた。



ふと、カレンダーをみると今日は8月8日だった。



その日も、啓太と絢ちゃんは来てくれてまた、2人で泣いて帰っていった。



それからも、毎日来てくれた。

夏休みが終わって、学校が始まっても毎日来てくれた。



そんな感じの日常は年を越して、啓太が中学にあがるまで続いた。



中学にあがった啓太は陸上部に入ったみたいで、家に来るのは多くても月3回ほどになった。



そして、気づくともう6月も終わり。
7月に入った。

啓太はもうほとんど来なくて、たまに絢ちゃんが来てくれるだけだった。




僕は心配になった。

全然来てくれなくなった啓太が僕を忘れてしまったのではないか。

本当は嫌いだったのではないか。
とかいろいろ考えてしまった。


そんなことを考えて過ごしていたら、もう夏休みにはいっていたようだった。