一連の状況から、やはり僕は死んでいて、ここは死後の世界なんだと嫌でも再認識できた…

「そう言えばあの子は!」


目を凝らしてもう一度よく見てみる。
だが…何度も何度も何度も見直しても彼女は


「いない…なんで?」

そう思ったとき、背後に人の気配がした。
振り向くのは怖かったが、何となくそこにいるのが誰なのか?はわかった…


「どうして、君は僕が助けたはずじゃ…」

振り返る、やはりそこには僕が助けたはずの小学生位の女の子が立っていた…

女の子は口を開くと静かに言った。

「私は、あなたに殺されました。」