ある時、ふと思ったことがある…

「死後の世界なんてあるのかな…」

もしあるとするならば、今僕がいる、立っているこの場所がそうなのか?
そうならここは、ここにはあまりにも

「何もないな…ほんとに何だここ?」

当然の反応。ふと何か聞こえたような気がした、でも回りには何もない…
音の気配は下からだ、下を見てみる。

「なっ…」

息を飲んだ、そこから見えたものは、大型トラック、それを取り囲む人の群れ、そして、おびただしい量の血、血、血…
その中心に僕と思われる肉の塊が落ちていた…