ホテルに着くと

フロントからロビーまで

光の速さ並みで相澤さんが飛んできた。


「本日も当ホテルをご利用頂きありがとうございます」


深々と頭を下げた。


「おう」



軽くパパが返事をした。


大きなパーティー会場の様な部屋に通された。


既に何個かの組の組長・姐さん・跡取りが揃っていた。


まぁ、親分より早く来るのは当たり前か。


もっと当たり前だけど、龍大もいた。


登龍一家からは

パパ・ママ・お兄ちゃん・あたし

の四人。

雷華と双子は家でお留守番。


雷華は基本こういうのが面倒くさい性分。