「来夢犬みたい」 「俺はペットじゃねぇ」 「じゃあ、ペットなる?」 「ならないし!」 こんな可愛いペットなら大歓迎なんだけどなぁ。 残念… 「さてと」 私は立ち上がり部屋を出た。 これから昴くんへのクリスマスプレゼントとして渡す予定のクッキーを焼くのだ。 「どこ行くの?」 けれどその後をダルそうにしながら付いてくる来夢。 ダルイなら付いて来なくていいのに。 「台所だけど?」 「どうして?」 「私の愛を形にするの」 「また昴くんか」 またじゃないし!