…聞きたくないけど、聞きたいような、微妙な感情。 「そうだよ!プレゼントとか俺全然分からないから手伝ってもらったりしたんだ!」 その言葉を聞いて胸が重くなる。 「そうだったんだ!!おめでとう!!」 なのに、気づかれないように明るく振る舞う自分の姿は自分でも痛いと思う。 「…」 隣にいる来夢はなにも答えないで、ただ私の表情を見ている。 あんなに惚気ていたんだ。 来夢には私が無理していること伝わっているはずだ。