「ごめん、ごめん、愛唯」 …愛唯? 「今近所の人達とクリパやってて…そう、そう。喜んでたよ、ありがとう。じゃあ、後で連絡するから」 電話は直ぐに切られたけれど。 嫌なことが思い浮かぶ。 彼女…? けれど怖くてその言葉を口に出来ない。 「そ、そうだ。ケーキ食べようよ」 だからあえて違う話題をふる。 「ねぇ、今の彼女?」 けれど、来夢は聞いてしまった。