Mr.ハードボイルド




さぁて、お見合いの会場まで来たはいいが、ニーナのヤツ、どこだ?
旅館の従業員に訊いても教えてくれるはずはねぇか。

ふ〜む、お見合いねぇ。
おっ、アレだな!
さてさて、ここは若いふたりにってやつ、やるよな!
なら庭園だろうな。
ひとまず、堂々と客のふりして庭園に向かうとするか。

ほほぅ、立派なお庭だこと。
デッケェ池に見事な錦鯉がウヨウヨしてらぁな。
白い玉石もキレイに敷き詰められていて、こんなとこでお見合いたぁ、ホント、ニーナの実家は名家なんだなぁ。

さてと、どっから出てくるかな?

あっ!
あれ、ニーナだよな?
ほほぅ、和服姿たぁ、驚きだ。
まぁ、お見合いだからそんなもんか。
にしても、アイツ、なに着ても似合うよなぁ。
やっぱり、イイ女だ。
で、あの隣の小太りの七三メガネ君が、お相手か。

ありゃ、ぜんぜんダメだな。
あれじゃあ、面食いのニーナが納得するわけがねぇな。
しかも背もニーナより低いじゃねぇか。

やっぱり、彼女は俺の相棒が一番似合ってらぁな!
この俺の隣がな!!