汚れた恋心

莉子は茜に近寄ると
素早くスポイトを出した。
莉子はスポイトを使い、小さなビンの
中身を満たしてゆく。
蓋をして血でいっぱいになったビンを
莉子は軽く振り、うっとりと眺めた。
「赤くて綺麗…!」
そう呟いてからビンを制服の

ポケットにしまい込んだ。
今度は、目薬を取り出して
自分の目に大量に液を垂らした。
これで泣いているように見えるはずだ。

「茜、…死なないでね…?
先生…、呼ぶから…!」
莉子は今度は職員室を目指して
校舎へ向かった。