「あ、これ…」
莉子が見つけたのは
自分の学校の七不思議だった。
ペラペラと本のページを捲り読んでみる。
どれもありきたりな七不思議だったが、
一つだけ目につくものがあった。
『六、夜中に美術室の中で自分そっくりな絵を見つけてしまうとその絵に閉じ込められてしまう。』
というものだった。
如何にもインチキ臭かったが、
藁にも縋る思いで試してみようと思った。
〈嘘、なんだろうけど…
他に私が殺さないで消せる方法なんてないんだし…、やれるだけやってみよ…。〉
莉子は本棚に本を戻した。
本は借りずに図書室から出る。
〈絵に閉じ込めるのは茜だとしっかり
証明できるように、何か用意
しようかな…?〉
莉子が見つけたのは
自分の学校の七不思議だった。
ペラペラと本のページを捲り読んでみる。
どれもありきたりな七不思議だったが、
一つだけ目につくものがあった。
『六、夜中に美術室の中で自分そっくりな絵を見つけてしまうとその絵に閉じ込められてしまう。』
というものだった。
如何にもインチキ臭かったが、
藁にも縋る思いで試してみようと思った。
〈嘘、なんだろうけど…
他に私が殺さないで消せる方法なんてないんだし…、やれるだけやってみよ…。〉
莉子は本棚に本を戻した。
本は借りずに図書室から出る。
〈絵に閉じ込めるのは茜だとしっかり
証明できるように、何か用意
しようかな…?〉
