あたしが入院してる二日間
棗と会ってた
他愛もない話をして
少し前に戻ったみたいだった
退院の日
「えっと、もう大丈夫ですね。もしなんかあったら
来てくださいね。」
帰る前に棗に会いたくて
電話をかけた
『もしもし？』
「あのさ、売店の前に来れる？」
少しして棗が来た
「‥‥どうした？」
「今日で退院なんだ。」
「‥‥良かったな。」
「ずっと聞きたかったんだけど、棗はなんでっっ‥‥‥」
「じゃあな。」
見たことないような
壊れそうな笑顔で
あたしの声を遮った
もう何も言えなかった
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あたしが入院してる二日間
棗と会ってた
他愛もない話をして
少し前に戻ったみたいだった
退院の日
「えっと、もう大丈夫ですね。もしなんかあったら
来てくださいね。」
帰る前に棗に会いたくて
電話をかけた
『もしもし？』
「あのさ、売店の前に来れる？」
少しして棗が来た
「‥‥どうした？」
「今日で退院なんだ。」
「‥‥良かったな。」
「ずっと聞きたかったんだけど、棗はなんでっっ‥‥‥」
「じゃあな。」
見たことないような
壊れそうな笑顔で
あたしの声を遮った
もう何も言えなかった
