「な、千紘。」 「ん?」 「呼んでみただけ」 「なんだよそれ。」 二人で顔を見合わせて 笑う それだけのことがどんなに嬉しかったか 棗は知らないでしょう ________ あたしいつもこの海に行くと思い出すんだ 棗との思い出を 今もまだ鮮明に残ってる 手のぬくもりも