「………いた………」



頭に痛みを感じながら目をあけた





「お、起きましたぁ?」



「ごめんねー?」






なにこいつら……………







両手足を縛られてるあたしの前には






でかい男が二人







………………確か三人いたはず…………









「実は俺らー、君に用があって!」





は?


そんな覚えないけど。







「んな怖い顔すんなよ?ちょっと頼まれてくれないかなー?って思ってるだけ。」













「お前、湘南TRUTHって知ってるだろ?」






「誰だって知ってるだろ。」





「まぁ、そうなんだけど。
俺らが言いたいのはー…………棗 京平のこと。」








「お前棗の女なんだろ?」






「は?違うし。」





この間棗が言った俺の女ってのは


湘南TRUTHしか知らねーと思うけど………



なんでこいつらにまでその噂が言ってるわけ?





「違うわけねーだろ。
俺らの仲間が直接聞いたんだぜ?」






直接って……………





まさか………………






「スパイ?」





「っくく、せいかーい!!
そういうこと。分かんなかったろ?」








「なんでそんなことしてんの?」









「潰すためだよ。」





そういった男たちは













氷のような目をしてた。













こいつら







あの時のあたしと一緒だ




















人殺しをしてもかまわない





















そんな目