テーブルに腰掛けながらあたりを見回すけど、やっばり苓は居ない。
「ねぇ、悠里。苓は?」
そう、俺は腰掛けているテーブル近くにある椅子に座っているふわふわな色素の薄い髪質を持った可愛い系の男……御剣悠里−ミツルギユウリ−に話しかけた。
「ん〜…?さあ…何処だろ?」
ニコニコで兄貴特製のパフェを頬張りながら首を傾げる。
……なにか隠してる気がする。
「……悠里。」
「何ー?そんな真剣な顔してー。」
俺がちょっと真剣な顔をして話しかけるも笑顔は崩さず…それどころかどんどん深くなっている気がする。
「………もしかして苓のこと…
間違えて食べた?」


