「あはは、深影が視線鬱陶しいって顔してる。」
「いや、なんでテメェは笑ってんだよ。」
「だって変な顔してるもん。」
俺の顔を指差しながら悠里は言うが、そんなに変な顔してるだろうか。
「みんなイケメンだからね。少しぐらいの視線は仕方ないよ?影にぃ。」
「少しじゃないから困ってるんだが。」
視線に関しては少し程度慣れてるはずなんだがな…。
只でさえ、新入生代表とかで目立ってたし。
…あれは面倒だったな。休もうにも初日から休むのは印象悪いし。
「男からの視線は海月ちゃんのせいだと思うけどねー。」
「あはは…ごめん。」
「ま、無自覚じゃねぇだけマシだな。」
無自覚だったらそれはそれでウザいし、彼女にしたら色々と面倒だからな。
少しでも色気出そうと短いスカートはいてきたり…な。
「開き直りすぎるのもあれだけどなー。」
昔の俺の彼女がそんな性格だったから、周りもそれを思い出したようで苦虫を噛んだような顔になる。
「計算してやる子もどうかと思うけどー。」
…と言うか、いつの間にこんな話になったんだろうか。
「っと、私こっちだから。影にぃまた後でね。」
話していると速いもので、もう校舎に付いていた。
下駄箱が学年で区切られている為海月と別れ自分たちの教室に向かう。


