完璧上司の秘密を知ってしまった件について

「…好きだよ凜」
「?!」

突然の告白に、目を見開いた凜。

(…いや、待てよ?朝もこんな事を言ってたな?…そうか、また冗談か)

「…須藤課長、冗談は一度だけで十分です。人をからかうのが、そんなに楽しいですヵ・・・」

…客たちは、語り合ってるか、流れる音楽に聞き入っているか・・・。

…遼も、お客と楽しく話をしていて、気づいていない。

…とはいえ、二度目のキスは、より鮮明で、目をぐっと閉じた凜。…須藤課長は店の中だと言うのに、凜の口に舌をいれた。

…間もなくして離れた唇、放心状態で、凜は須藤課長を見た。

「…二度目のキスだが、これでも、冗談だと思うか?」
「・・・ぁ」

須藤課長の言葉に、凜の顔はみるみる赤くなっていく。

「…そんな顔してると襲うぞ」
「…なっ!」

真っ赤な顔のまま、怒ろうとしたら、そこに遼が帰って来た。

「…どうしたの?顔が赤いよ?…アルコール入れたっけ?」

そう言って首を傾げる遼。

「…いえ、えーっと・・そう!今、須藤課長の飲んでるお酒を少し飲ませてもらって」

シドロモドロニなりながら、凜は遼に言い訳をしている。

「え?!そうなの?!ダメだよ!そんなアルコールの強い酒飲んじゃ」
「へ?」

「そいつ、酒豪だから、かなり、アルコールの強い酒飲んでるんだよ」
「…へ、へー・・・大丈夫ですよ。ほんのちょっと、飲んだだけですから…ね?課長」

「…さあ」

(・・・こんの!)