「…ギャー!なんで起こしてくれなかったの!」
自分の部屋から急いで降りてきた凛は、もう準備万端で、温かい味噌汁を飲んでいる新に怒る。
「何度も起こしたけど、起きねぇ凛が悪い」
「新君のせいにしないの!さっさと着替えて来なさい!朝ごはん食べ損なうわよ」
母の言葉に、凛は慌てて洗面所に向かう。
「…頭ボッサボサ」
ご飯を頬張りながら秋夜が言う。そんな秋夜の言葉に、新は笑う。
「…で?昨晩は、告れたのか?」
突然の爆弾発言に新の箸が止まる。新の顔を見た秋夜は溜息をついた。
「…ヘタレだな」
「なっ!それどころじゃなかったんすよ!」
「キスの一つもできないくせに?」
「しましたよ!…ぁ」
つい言ってしまった新は、顔を赤くして、秋夜から視線を逸らした。
「…ほー」
「…凛には言わないでくださいよ!」
「…」
またしても墓穴を掘った新は、ご飯をかっこんだ。
「…お母さん!お味噌汁!」
そう言うなり、新の横に座った凛。新は驚いて固まる。
「さっさと食べないと遅刻するよ?」
何も知らない凛は、そんな事を言う。
秋夜はそれが可笑しくて、笑っている。新は、そんな秋夜を睨んでいる。訳のわからない凛は、首を傾げ、母がくれた味噌汁を飲んだ。
自分の部屋から急いで降りてきた凛は、もう準備万端で、温かい味噌汁を飲んでいる新に怒る。
「何度も起こしたけど、起きねぇ凛が悪い」
「新君のせいにしないの!さっさと着替えて来なさい!朝ごはん食べ損なうわよ」
母の言葉に、凛は慌てて洗面所に向かう。
「…頭ボッサボサ」
ご飯を頬張りながら秋夜が言う。そんな秋夜の言葉に、新は笑う。
「…で?昨晩は、告れたのか?」
突然の爆弾発言に新の箸が止まる。新の顔を見た秋夜は溜息をついた。
「…ヘタレだな」
「なっ!それどころじゃなかったんすよ!」
「キスの一つもできないくせに?」
「しましたよ!…ぁ」
つい言ってしまった新は、顔を赤くして、秋夜から視線を逸らした。
「…ほー」
「…凛には言わないでくださいよ!」
「…」
またしても墓穴を掘った新は、ご飯をかっこんだ。
「…お母さん!お味噌汁!」
そう言うなり、新の横に座った凛。新は驚いて固まる。
「さっさと食べないと遅刻するよ?」
何も知らない凛は、そんな事を言う。
秋夜はそれが可笑しくて、笑っている。新は、そんな秋夜を睨んでいる。訳のわからない凛は、首を傾げ、母がくれた味噌汁を飲んだ。

