僕は少し狂ってるのかもしれない。

『いただきます』

一口食べればほっぺが落ちそう。お弁当ごときでこのクオリティは素晴らしすぎる。

「ねぇアキちゃん?美味しい?」

「ハル。嫁に来い。」

「アキちゃんかっこい〜♡」

本当に美味しい。



「ねぇちょっとお二人さん。私の存在無視してんの?」

見た目はとっても天使なのに中身は悪魔な私の親友、美月心雪(ミツキ コユキ)。本人曰く、悪魔ではなく小悪魔らしい。
あっまずい。怒ってる。キレてる。


「あれれ?美月センパイ居たんですか?センパイがちっちゃすぎて視界に入ってませんでした〜。」

おいおい、煽るようなこと言うなよ。

「何、そのキモイ女みたいな喋り方。直した方がいいわよ。吐き気がするわ。」

「アハハ、何言ってるんですか?そんなひっくい身長のセンパイが何言っても迫力ありませんよ。」

はぁもう恥ずかしいからやめてくれ。さっきから周りの視線を集めてるのがわからないのかこいつら。エンジェルな美月とイケメンなハルが綺麗な笑みを浮かべながら毒づき合ってる。その間に挟まれた私の身にもなって頂きたい。