僕は少し狂ってるのかもしれない。


窓の外から校庭を覗く。
アキちゃんだ。制服も似合ってるけど、体操服まで着こなすなんて。
可愛すぎる。俺を殺す気か。

俺、松田晴の日課、それは、
幼馴染のアキちゃんこと、古藤晶を眺めること。


あ!アキちゃんこっち見てる〜!

大きく手をふると笑って手をふりかえしてくれた。ん。やっぱり俺を殺す気だ。
ひとりでにやけていると、

「ま、つ、だ、くん?」

「げっ、」
うちのクラスの担任、かよちゃん先生が目の前に立っていた。

「松田くん、古藤さんがかわいくて思わず手をふりたくなる気持ちも、可愛さのあまり口元が緩んでしまう気持ちもわからないでもないわ。」

「かよちゃん先生わかってるね。」

「だがしかし!私の授業以外でそんな事してみなさい。きっと、嬉しいプレゼントをたっくさーんもらえるわ。覚悟しときなさい。」

美人さんのかよちゃん先生がニコリと綺麗に微笑む。正直、こわい。プレゼントとは課題の山の事だろう。そんなものもらっても嬉しくなんかない。