それが伝え方なのです




さっきとは違う意味の恐怖で頭が真っ白になる。



「あっ、やっ、ご、ごめんなさ、」



じわりと涙が目に浮かぶ。怒られるんじゃないかと体を強張らせていると腕を引かれてもつれそうになる足で静くんのあとを追った。


連れられた部屋にはベッドがあって無意識のうちにビクつくけど触れている手のひらはいつもみたいな優しいものでちょっとだけ安心した。



「静くん…?」



まだちょっとだけ潤んだ瞳で静くんを見上げると抱き上げられてベッドの真ん中に降ろされる。


頭の上に「?」を浮かべながらもちょこんと座ったままでいれば静くんもわたしの前に片膝を立てて正面に座ってぎゅーっと抱きしめてくれた。


ドキン、ドキンと鳴る心臓がうるさくて、触れているところから静くんに伝わってしまいそうで余計にドキドキする。


徐々に顔に熱が上がって止まっていた思考も戻ってきた。これが過ぎるとまた頭がくるくるパーになっちゃうんだろうけど…



「静くん、どうしたの?」


「やよこそ、今日はどうしたの」



耳元で優しく囁かれてくすぐったさからちょっとだけ首をすくめる。うぅ、やっぱりそう思うよね。いつもより変だったし。自覚はあります。どうしよう、どうしたらいいんだろう。